エイサーのホームサーバー「Aspire easyStore H342」

http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/a0a0/106896/

回は、エイサーのホームサーバー「Aspire easyStore H342」を紹介しよう。OSに家庭用サーバーに最適化された「Windows Home Server with Power Pack3」を搭載するモデルで、価格は5万9800円(メーカー希望小売価格)と手ごろ。サーバーと聞くとハードルが高いイメージを持つ人もいるかもしれなが、設定も実に簡単。これ1台で、自宅のネットワークにつながったパソコンのデータを自動でバックアップしてくれたり、写真や音楽などのファイルを複数のパソコンで共有できたり、パソコン環境がグッと便利で安心なものになる。

ホームサーバーで何ができる?

エイサーのホームサーバー「Aspire easyStore H342」

エイサーのホームサーバー「Aspire easyStore H342」。コンパクトなサイズでバックアップやファイル共有などに大活躍してくれる

撮影してパソコンに取り込んだビデオや写真、CDからリッピングした音楽ファイルといったメディアファイルは、いつの間にかパソコンの中に貯まってしまいパソコンのハードディスクを圧迫してしまう。さらに、こうしたファイルが大量に貯まってくると、保存や管理が面倒でほったらかしにしてしまいがちになってしまう。

また、パソコンのバックアップを定期的に行っている人はどれだけいるだろうか? つい面倒になってバックアップを怠っていると、いざトラブルが起きたとき、大切なデータを失ってしまうという最悪の事態にもなりかねない。

こうした問題を一気に解決してくれるのが、エイサーのホームサーバー「Aspire easyStore H342」(以下、easyStore H342)だ。これを家庭内ネットワーク(LAN)に接続してセットアップすれば、パソコンの自動バックアップ、動画、写真、音楽といったメディアファイルの保存と共有ができ、さらに保存したデータを外出先から見たり、自宅のパソコンを遠隔操作したりできる。面倒なバックアップやファイルの共有が楽にできるというわけだ。

接続イメージイラスト

すでにブロードバンドルーターを使って家庭内ネットワーク(LAN)を作っているのなら、
そこにeasyStore H342を付け加えるだけでいい。
LANにつながっているパソコン、テレビ、ゲーム機などからアクセスしてデータのバックアップや共有ができる

バックアップ機能では、保存してあるデータやファイルはもちろん、OSやインストールしてあるアプリケーションソフトまで、実行時間を指定して自動でバックアップできる。バックアップできるのは最大10台のパソコンまで。間違って消してしまった大事なファイルの復旧はもちろん、システムに不具合が生じたときの復元もできる。不具合からの復旧だけでなく、たとえばパソコンを買い換えたときのデータの引っ越しなどにも利用できて便利だ。

図版・バックアップで安心

バックアップで安心

ファイルの共有機能は、このeasyStore H342に写真や動画、音楽ファイルなどのメディアファイルを保存しておき、それをLANにつながった機器から呼び出して利用する機能だ。 easyStore H342はDLNAに対応しているので、パソコンだけでなくDLNA対応のテレビ、PS3やXboxなどのゲーム機などから、保存したメディアファイルを呼び出して視聴することができる。家の中のどこにeasyStore H342を設置しても、自室のパソコンやリビングのDLNA対応テレビ、子供の部屋にあるPS3やXboxから、easyStore H342に保存したメディアファイルを呼び出して視聴できるというわけだ。また、本体にはUSB端子があり、ここにデジタルカメラを接続して撮影した写真や動画をバックアップすることもできる。

図版・ファイルを共有する

ファイルを共有する

easyStore H342が便利なのは家の中だけではない。外出先からログインすることができるので、たとえば出先からノートパソコンでアクセスして保存してあるデータを利用したり、あるいはデータをアップロードして保存したりできる。旅行先から、撮影したばかりのデジカメ画像をアップロードして保存することだってできる。またWindows Mobile機器から、保存してある動画や音楽ファイルなどをストリーミング配信で視聴することもできるのだ。

図版・外出先からもアクセス

外出先からもアクセス

このように、家の中でも外でも便利に使えるのがeasyStore H342だ。もちろんメディアファイルに限らず仕事用のファイルの共有もできるので、SOHOの場で活躍するのも言うまでもない。

コンパクトでお買い得なのも見逃せない

easyStore H342は、CPUにデュアルコアのAtom D510(1.6GHz)を搭載した小型サーバーだ。OSには、マイクロソフトのホームサーバー向けOSである「Windows Home Server with Power Pack3」を搭載している。HDDは4台内蔵できるが、HDDトレイを引き出してセットするだけで簡単に増設できる。起動中にHDDを交換するホットスワップにも対応する。

このeasyStore H342だが、ネットワークからアクセスするパソコンの台数が増えるほど処理速度が高速化するという特徴を持つ。アクセスしたパソコンに処理を分散させることで、快適さがアップするというわけだ。

もちろん消費電力も抑えており、標準で約40W、スリープ時なら1.5W(ともにH342-S5)と常時稼動に最適な優れた省電力性能を実現している。また電源管理専用のソフトも搭載し、カレンダー上から簡単に電源をオン・オフする時間などを細かく設定できる。このソフトを使えば、より消費電力を抑えた使い方が可能なのだ。

1GBのメモリーと1TBのHDDを1台内蔵する「H342-S5」と、メモリーが2GBで1TBのHDDを2台内蔵(合計2TB)する「H342-S6」の2モデルある。メーカー希望小売価格はH342-S5で5万9800円と6万円を切る安さでコストパフォーマンスは高い。上位モデルのH342-S6でも7万4800円と価格がこなれている。

外観は、サーバーと言っても無骨な印象はなく、黒一色でシンプルかつスマートなデザインだ。サイズは高さ212×幅200×奥行き235で、だいたい一辺が20cmの立方体といったところ。リビングの片隅や、ブロードバンドルーターのそばに設置しても違和感はないだろう。

前面

前面にはUSB2.0ポートが1つ。

背面

背面にはUSB2.0ポートが4つとeSATAポートがある。サーバー機なので、外部ディスプレイ出力の端子はなく、設定などはネットワークにつながったほかのパソコンから行なう

HDDトレイ

4台のHDDを内蔵できる。HDDトレイを引き出してHDDを設置し、中に挿し込むだけで簡単に増設できる

●Aspire easyStore H342

モデル名
H342-S5
H342-S6

OS
Windows® Home Server with Power pack 3 (32bit)

CPU
Intel® Atom™ D510 (1.66GHz)

メモリー
1GB
2GB

ハードディスク
1TB
1TB×2

サイズ
高さ212×幅200×奥行き235

メーカー希望
小売価格
5万9800円
7万4800円

実際に使ってみた! これは簡単で便利だ

セットアップは簡単だ。電源ケーブルを接続し、次にネットワークケーブル(LANケーブル)で家庭内ネットワークに接続する。そして電源を入れたら、LAN上のパソコンにソフトをインストールする。あとはホームサーバーの初期設定を行うだけだ。付属マニュアルの手順通りに行うだけで特に戸惑うことはなかった。ちなみに、接続できるパソコンはWindows XP/Vista/7搭載パソコンだ。

コンピューター上で認識

LANに接続すると、たとえばWindows 7の「コンピューター」に表示されるようになる

インストール1

インストール2

LAN上のパソコンに付属CD-ROMをセットして、そこからソフトをインストールする。
ユーザー名やパスワードなどの初期設定も行う

タスクトレイにアイコン

ソフトのインストールが完了すると、タスクトレイにアイコンが表示されるので、これを開く

コンソール

コンソールが表示される。バックアップやリモートアクセスなどの設定はここから行う

バックアップの設定

バックアップの設定は簡単だ。
バックアップするフォルダーやスケジュールを設定するだけ

実際に共有フォルダを使ってデータを共有したり、デジタルメディアサーバー機能を使って、パソコンのWindows Media PlayerやPS3でメディアファイルを再生してみた。するとこれが実に快適なことが分かった。たとえば、自室のパソコンからeasyStore H342に動画データを保存しておき、リビングにあるDLNA対応テレビでそれを楽しめる。わざわざパソコンの前に行かなくても楽しめるという便利さはもちろん、テレビの大画面と内蔵スピーカで楽しむと、パソコンで見ていたときとは迫力が段違いだ。

仕事用ファイルの共有も便利だ。たとえば仕事で書類を作成するとき、その原稿ファイルはもちろん、資料の画像ファイルやPDFファイル、エクセルのファイルなどもeasyStore H342に保存しておく。すると、リビングでノートパソコンを広げてそこからeasyStore H342にアクセスし、作成中の原稿と資料を呼び出して仕事ができる。自室のデスクトップパソコンに縛られずに家の中のどこでも作業できるが快適だ。 SOHO規模のオフィスなら、数人でこうした資料を共有しながら作業をすれば仕事の効率もグっと上がるだろう。「Aspire easyStore H342」は低価格でコンパクトだが、家庭でもSOHOでも役立ってくれる、とても便利なホームサーバーだ。

デスクトップのアイコン

デスクトップ上にできるアイコンを開く

サーバーのフォルダー一覧

easyStore H342にある共有フォルダが開く。
ここにファイルを保存すれば、LAN上のほかのパソコンからアクセスして利用できるようになる

写真共有フォルダー

たとえば写真フォルダーにデジカメ写真を保存しておけば、それを共有できる。
もちろん写真だけでなく動画や音楽ファイル、エクセルなどの一般のファイルも共有できる

ストリーミング

Windows Media Playerからストリーミングで音楽や動画を再生して楽しむことができる

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